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2008年11月16日(日) 00時08分

環境配慮で水筒人気 百貨店に給茶スポットも中国新聞

 水筒が人気を集めている。のどが渇きやすい夏場だけでなく、秋以降も売れ行きが好調だ。消費者のゴミになるペットボトルを避ける環境意識の高まりが背景にあるようで、水筒にお茶を補給できる「給茶スポット」を設置する百貨店も登場している。

 東京の雑貨店「渋谷ロフト」では、二〇〇五年ごろから保温保冷機能付きの水筒が売れ始め、〇七年の売り上げは前年の約二・四倍。この十月も前年同月より六割近く増えた。

 売り場にはしゃれたデザインの水筒がずらりと並ぶ。コップに注がずそのまま飲める「マグカップ型」が若い世代の支持を集めているという。

 人気を受け、百貨店のシブヤ西武(東京)は十月下旬から、店内の飲食店三カ所に給茶スポットを設置。水筒を持参した人に有料でお茶を入れるサービスを始めた。

 日本茶の老舗「福寿園」による京都・由良川の源流の水を使用した冷茶や、中華料理店「代官山花壇 笑龍」の温かい漢方茶などがあり、価格は三五〇ミリリットルまでで二百十—六百三十円と少し高め。シブヤ西武は「味にこだわりがある人はぜひ飲んでほしい」(販売促進部)とPRしている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811160102.html