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2008年11月16日(日) 00時08分

容疑者の女めぐりトラブル 「仲悪かった」と供述中国新聞

 大阪市の飲食店従業員木下智仁きのした・ともひとさん(24)とみられる切断遺体が岡山と島根両県の山中で発見された事件で、山本大地やまもと・だいち容疑者(23)と木下さんは、森山雪乃もりやま・ゆきの容疑者(24)をめぐりトラブルがあったことが十五日、関係者の話で分かった。

 山本容疑者が鳥取署捜査本部の調べに「木下さんとは以前の職場で仲が悪かった」などと供述していることも判明。

 両容疑者は死体遺棄容疑などで逮捕され、山本容疑者は木下さん殺害も認めており、捜査本部はトラブルの内容や詳しい動機を捜査する。

 調べや関係者によると、木下さんと山本容疑者は鳥取市内の同じ飲食店で、二〇〇六年一月から木下さんが店を辞めた〇七年十月まで一緒に勤務。森山容疑者は店の客だった。

 森山容疑者は山本容疑者と交際し、今年一月以降は山口県宇部市で同居していたが、以前は木下さんと交際。〇七年十月以降、山本容疑者と木下さんは連絡を取っていなかったという。

 山本容疑者の知人は「山本容疑者は森山容疑者をめぐり、木下さんに相当イライラしていた。店では後輩にあたり、上下関係にも不満を持ったのではないか」と話している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811160097.html