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2008年11月16日(日) 03時06分

みずほ銀がサービス強化、他行あての振込手数料など無料読売新聞

 みずほ銀行は15日、来春から個人向けサービスを大幅に拡充し、大手行では初めてとなる他行あての振込手数料の無料化や、現金自動預け払い機(ATM)の時間外手数料の無料化拡大などに乗り出す方針を明らかにした。

 現在600万人の会員を抱える会員制サービスを抜本的に見直し、他のメガバンクに先駆けて収益基盤となる個人向け業務をさらに強化する狙いだ。

 新サービスの対象となるのは、みずほ銀に総合口座を持つと入会できるポイント制会員サービス「みずほマイレージクラブ(MMC)」の会員。普通預金や投資信託などの月末残高が計50万円以上なら、他行向けの振込手数料(正規料金210〜630円)が月3回まで無料、4回目からは割引となる。住宅ローン利用者など一定の資格を満たせば、ATM手数料が無料となるサービスについても、預金残高の条件を「50万円以上」から「10万円以上」へ引き下げるなど対象者を拡大する。

 2004年8月に開始したみずほ銀の会員サービスは、給与振込口座の開設などに応じてポイントがたまり、預金金利の上乗せなど各種の特典が受けられる制度を採用していた。ポイント制度は新サービス導入時に廃止、未利用分のポイントは現金で還元し、宝くじ券などが当たるキャンペーンに振り替える予定だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000005-yom-bus_all