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2008年11月16日(日) 23時16分

次回の金融サミット開催地、英国か日本…攻防続く読売新聞

 サルコジ仏大統領は15日の記者会見で、次回の金融サミット開催地は英ロンドンとなり、日本では財務相会合が開かれるとの見通しを示した。ロシアのメドベージェフ大統領は「次回のサミットは3月下旬ごろ、日本か英国」と述べた。

 英国は、参加国が金融サミットとほぼ同じ世界20か国・地域財務相・中央銀行総裁会議(G20)の来年の議長国だ。日本は今年の主要国首脳会議(サミット)の議長国で、本来なら今回の金融サミットでも議長を務めるところを米国にホスト国を譲った経緯がある。日英とも次回の議長国に名乗りを上げる“正当性”があるというわけだ。

 議長国の米政府高官は「次回開催地についての議論はなかった」としており、日本も「次回会合の場所を決めようと言ったのはサルコジ氏だけで、流れも何も決まっていない」(中川財務・金融相)と反発。金融サミットの開催地を巡る攻防は今後も続きそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000042-yom-bus_all