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2008年11月16日(日) 09時56分

「生の落語聴きたい」会結成中国新聞

 東京や大阪に比べ落語の公演が少ない広島で、その話芸に触れる場を作ろうと、広島市の落語ファンの女性が「広島で生の落語を聴く会」を結成した。東京で活躍する三遊亭遊雀さん(43)と三遊亭兼好さん(38)の公演を12月12日午後7時、広島市中区のアステールプラザ多目的スタジオで開く。

 「聴く会」の発起人の会社員上村里花さん(36)=中区=は、東京の寄席に通うほどのファン。「しぐさや表情といった寄席でしか体験できないライブ感を広島で味わってほしい」と、知人のイベントプランナーからノウハウを学んだ。

 広島大3年の中木村朋美さん(21)=南区=は会員の一人。昨年、雑誌の付録の落語のCDを聴き、話芸に魅せられた。寄席は未体験の会員も。特定非営利活動法人(NPO法人)スタッフ筒井美由紀さん(35)=東区=は「プロが醸し出す雰囲気を感じたい」と楽しみにする。

 同会は年数回の公演を企画し、会員が講師を務める「落語の楽しみ方」講座も開く。12月の公演「遊雀&兼好らくご珍道中」は3000円。

【写真説明】落語会の計画を練る(左から)上村さん、中木村さん、筒井さん

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811160021.html