記事登録
2008年11月16日(日) 09時56分

イズモコバイモの保護策探る中国新聞

 島根県にだけ自生するユリ科の希少植物イズモコバイモなど山野草の保護について話し合う「全国コバイモサミット」が15日、同県川本町で初めて開かれ、愛好家ら約80人が交流を深めた。

 関太郎・広島大名誉教授が講演し「コバイモの祖先は中国から伝わり、約4000年前の三瓶山噴火による自然放射線でイズモコバイモに分化した」との説を披露。「種から苗を育てて売れば山野草の市場価格が下がり、盗掘防止につながる可能性がある」と話した。

 川本町では約7年前に環境省の絶滅危惧(きぐ)種イズモコバイモの自生地が見つかった。サミットは地元保護団体がPRを兼ねて企画した。

【写真説明】山野草の保護団体が交流を深めたサミット

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811160054.html