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2008年11月16日(日) 09時56分

源氏物語と能のかかわり紹介中国新聞

 福山市伊勢丘の市東部図書館で開催中の移動文学展「よみかえされる源氏物語」(12月4日まで)にちなみ、源氏物語と能のかかわりを学ぶ講座が15日、同館であった。約30人が伝統芸能の奥深さを体感した。

 同市を拠点に活動する喜多流大島家の能楽師大島衣恵さん(34)が講演した。室町時代に大成した能の歴史を説明し、源氏物語を題材にした曲のあらすじを紹介。光源氏と夕顔の上の出会いの場面を表現した「半蔀(はしとみ)」、同物語の葵の巻をテーマにした「葵上(あおいのうえ)」の謡(うたい)の実演もあった。聴講者も独特の節に挑戦した。

【写真説明】源氏物語にまつわる曲について解説する大島さん(中央奥)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811160082.html