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2008年11月16日(日) 21時39分

<南極観測隊>第1陣が成田空港を出発毎日新聞

 第50次南極地域観測隊の第1陣6人が16日、成田空港を出発した。残りの本隊40人は南極観測船「しらせ」が退役したため、例年より1カ月遅れの12月下旬に出発する。

 第1陣は副隊長の大和田正明・山口大教授ら6人で構成。航空機を乗り継いで昭和基地の西約600キロにあるセールロンダーネ山地に入る。この山地は約5億年前、南半球にあった二つの大陸が衝突した場所とされる。約2カ月の調査で、大陸移動の解明を目指す。

 一方、本隊は成田空港から豪州入り後、チャーターした豪州の砕氷船で基地に向かう。外国船を使うのは半世紀に及ぶ日本の南極観測で初めて。

【西川拓】

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