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2008年11月16日(日) 20時51分

前日に初給料「また頑張ります」=「悔しい」と被害少年の父−大阪ひき逃げ事件時事通信

 「あしたからまた頑張ります」。大阪府富田林市のひき逃げ事件で死亡した新聞販売店アルバイト東川達也さん(16)は事件前日の15日、初めての給料を受け取り、笑顔でそう話したという。勤務先の毎日新聞富田林東販売所の責任者古谷浩忠さん(45)は「本当に素直な子だった。つらい」と思い返した。
 東川さんは9月下旬、父雅信さん(42)と同じ販売所で働き始めた。遅刻や欠勤は一度もなかった。「(容疑者は)何ですぐ救急車を呼んでくれなかったのか」。古谷さんは強い口調で話した。
 一方、雅信さんは書面でコメントを発表。「悔しいという以外にない。生意気なように見えるが、まじめで優しい子だった。『お父さんと同じ仕事をしたい』と新聞配達を選び、喜んでやっていた」と振り返った。 

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