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2008年11月16日(日) 20時14分

<相撲協会>博物館長、年内で退任 理事会に外部役員初参加毎日新聞

 日本相撲協会は16日、理事会を開き、元横綱・大鵬の納谷幸喜・相撲博物館長(68)が今年いっぱいで退任することを了承した。納谷氏は協会を定年退職した05年5月から館長を務めた。九重広報部長(元横綱・千代の富士)によると、体調面の問題としており、後任は未定。

 このほか、来年度の力士や年寄らの給与を8年連続で据え置くこと、来月26日に全力士を対象に気力のない相撲、生活面や礼儀などに関する研修会を開くことも決めた。

 また理事会には、9月30日に就任した外部役員3人が初めて出席した。終了後に会見した武蔵川理事長は「最近の不祥事に関していろいろ意見を頂いた」と説明した。元東京高検検事長の村山弘義・外部理事は「八百長問題を含め、誤解をうけないよう土壌の浄化について意見を申し上げた」、早稲田大特命教授の伊藤滋・外部理事は「力士の生活にどういうことが必要かなど、教師の立場から伝えて行く」と話した。【飯山太郎、大島祥平】

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