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2008年11月16日(日) 18時37分

「無気力相撲」厳正に対処=八百長報道で相撲協会−大相撲時事通信

 日本相撲協会は16日、福岡国際センターで理事会を開き、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が「無気力相撲」に対して厳正な姿勢で臨む意向を示した。
 同理事長は、週刊誌の八百長疑惑報道などで社会的に厳しい目を向けられている現状を受け、「八百長相撲(がある)と世間一般ではいわれているが、無気力相撲に対して一層厳しく対処していく」と述べた。
 相撲協会は1972年に「故意による無気力相撲」を取り締まる規定を施行。90年代の一時期には、闘志に欠けると見なした取組を積極的に指摘、公表して当該力士に注意したが、「故意ではない」などとして除名、引退勧告などの厳罰には至らなかった。近年はほとんど適用されていない。
 この日は新たに就任した外部理事も出席。元東京高検検事長の村山弘義理事は「誤解を受けかねないような土壌があるなら、それを含め浄化のために意見を申し上げた」と話した。東大名誉教授の伊藤滋理事は「世の中で何が問題になっているかを伝える場が設けられれば、私の仕事は全うできる」と述べた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000059-jij-spo