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2008年11月15日(土) 08時03分

娘の交際相手死なせた父親に懲役5年6月 千葉地裁産経新聞

 娘の交際相手を殴って死なせたとして、傷害致死の罪に問われた柏市高田の新聞配達員、渡部真紀(まさき)被告(40)の判決公判で、千葉地裁の小坂敏幸裁判長は14日、懲役5年6月(求刑懲役8年)を言い渡した。

 小坂裁判長は「被害者が被告の長女との間に第1子をもうけながら定職に就かず、第2子を懐妊させた。被告の怒りは無理からぬこと」としたが、「暴行は執拗(しつよう)、峻烈で犯行は悪質だ」と述べた。

 判決によると、渡部被告は今年6月19日午後8時20分ごろから約40分間、柏市内の駐車場などで、長女の交際相手だった松戸市の無職男性=当時(18)=の頭や腹などを殴るなどの暴行を加え、頭部打撲による脳障害で死亡させた。事件後、渡部被告の長女は自殺した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081115-00000007-san-l12