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2008年11月15日(土) 01時43分

銃撃事件の朝日支局長「自動小銃なら命落としただろう」読売新聞

 【イスラマバード=佐藤昌宏】朝日新聞イスラマバード支局の四倉幹木(よつくらもとき)支局長が14日、銃撃を受けて負傷したパキスタン北西辺境州の州都ペシャワルは、同国と国境を接するアフガニスタンに旧ソ連が侵攻した1979年以降、アフガンの各ゲリラ組織が拠点を置き、現在もアフガン難民が100万人以上居住している。

 イスラム原理主義の影響も強く、タリバンと連携するイスラム武装勢力の拠点がある政府直轄部族地域にも隣接しているため、爆弾、自爆テロ事件などが後を絶たない。

 今回の銃撃事件の動機や背後関係などは、これまでのところ一切分かっていないが、四倉さんは本紙に対し、犯人が使ったのは短銃だったと指摘、「犯人が自動小銃を持っていたら、恐らく助からなかっただろう」と語った。

 イスラム武装勢力は通常、旧ソ連が開発した自動小銃を好んで使う傾向があり、銃撃に短銃を使用していたとしたら、犯人は武装勢力とは異なる犯罪者集団であり、四倉さんらの誘拐を企てていた可能性も否定出来ない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081115-00000005-yom-int