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2008年11月15日(土) 18時17分

中国で一村一品の国際セミナー 前大分県知事らが参加東京新聞

 【☆陽(中国江蘇省)15日共同】大分県から始まった特産品育成による地域おこし事業「一村一品運動」についての討論会「一村一品国際セミナー」が15日、中国江蘇省☆陽市で2日間の日程で始まった。アジアを中心に15の国や地域の政府関係者ら300人以上が参加し、各地の取り組みなどを紹介した。

 この運動を提唱した平松守彦前大分県知事は「一村一品運動は都市と農村の格差是正、農村で貧困から脱出する手段として世界に広まった」と話し、中国、東南アジア、アフリカ、中南米など世界中に取り組みが拡大している現状を紹介した。

 討論会では中国、韓国、カンボジア、マレーシア、モンゴルなどの関係者が各地での一村一品運動への取り組みを報告。会場の一角では、一村一品運動による果物や菓子など中国各地の特産品を展示した。

 このセミナーは2004年からタイ、中国西安、大分県、マレーシアで開かれ、今回が5回目。

(注)☆はサンズイに栗

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111501000530.html