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2008年11月15日(土) 00時11分

連鎖販売2業者に業務停止命令産経新聞

 業務用の携帯電話充電器の連鎖販売契約で、「確実にもうかる」と利益が確実であるかのように勧誘したなどとして、経済産業省四国経済産業局は14日、特定商取引法違反(断定的判断の提供等)で、連鎖販売業者「MMS」(大阪)と「ワールドビジョン」(同)の2社に対し15日からそれぞれ9カ月と3カ月間、新規勧誘や契約など一部業務の停止を命じた。

 経産省によると、ワールド社は、MMSの社長が新たに設立した会社。両社合わせた売上高は平成18年9月から今年3月までで約48億円、会員数はのべ2万5000人。

 両社は、「1カ月2〜3万円の収入が確実に入る」などと会員を勧誘し、新たに会員を増やすごとに「ボーナス」を支払うことも約束。飲食店などに置く業務用の携帯電話充電器を会員に1台約52万円で販売し、契約解約を申し出た会員には「返金はまったくない」「解約できない」とうそを告げるなどした。

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