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2008年11月14日(金) 10時34分

ガザの配給食料底を突く イスラエルによる封鎖で東京新聞

 【エルサレム14日共同】ロイター通信によると、パレスチナ自治区ガザの国連当局者は13日夜、イスラエルによる境界封鎖のため、住民75万人に配給している食料の在庫が底を突いたことを明らかにした。封鎖が続けば、食料危機を招く可能性がある。

 ガザ地区ではイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが6月に停戦したが、今月4日のイスラエル軍による攻撃をきっかけに、ハマスなどの武装勢力がロケット弾を発射するなど衝突が再燃。イスラエルは境界を封鎖し、食料や燃料の供給がほとんど停止している。

 ガザ地区の電力需要の3分の1を賄う発電所も13日夜、燃料不足で操業を停止した。

 ガザでは、住民の約半分の75万人が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)による小麦などの食料配給に依存している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111401000252.html