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2008年11月14日(金) 22時55分

朝日新聞記者、脚撃たれ重傷…パキスタン北西部スポーツ報知

 パキスタン北西部ペシャワル近郊ハヤタバードで14日、朝日新聞イスラマバード支局の四倉幹木支局長(39)が乗っていた車が武装グループに銃撃され、四倉支局長は右脚に重傷を負った。意識ははっきりしており、命に別条はない。首都イスラマバードの病院に搬送された。

 朝日新聞社によると、銃撃されたのは14日午後1時(日本時間同5時)すぎ。ハヤタバードの路上で停車し、取材相手を待っていたところ、車の外から発砲を受けた。武装グループは4人組で、四倉支局長は車の後部座席にいた。

 パキスタン当局によると、一緒に乗っていたパキスタン在住のアフガニスタン人通訳も胸と手に二発の銃弾を受け重傷を負った。四倉支局長は電話取材に対し「突然撃たれた。2人とも意識ははっきりしており、大丈夫だ」と落ち着いた様子で話した。

 ペシャワルやハヤタバードでは今月に入り、民間支援団体の米国人が射殺されたほか、イラン人外交官が誘拐されるなど治安悪化が顕著。在イスラマバード日本大使館は13日、在留邦人に対し、ペシャワル周辺への立ち入りについて注意を呼び掛ける通達を出していた。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081114-OHT1T00320.htm