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2008年11月14日(金) 09時51分

韓国旅行でケガ、いざ保険を使ってみると……Oh! MyLife

 過日、韓国チェジュ島の漢拏(ハンラ)山に登ってきました。

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 その際、同行者が思わぬケガをしてしまいました。下山中、けつまずいて前方に転倒し、顔面2カ所に裂傷を負いました。

 とりあえず、同行していていた元看護師が応急手当てをしました。ザックは山岳ガイドが持ってくれて、歩行は自力でなんとか可能でした。しかし、傷の程度から見て、縫合処置をする必要がありました。

 そこで、ガイドの勧めもあり、携帯で救急車を登山口まで来てもらうよう、手配をお願いしました。

 さて、勝手のわからない外国での治療。気になるのはその費用です。幸い私たちは旅行前、海外旅行保険(ジェイアイ傷害火災保険/傷害死亡1200万円、後遺障害1200万円、疾病死亡300万円、治療救援1000万等の保障で、3日間保険料3000円)に加入していました。

 その保険の案内冊子を読むと、保険会社と提携している病院がチェジュ島にあります。そこで、救急隊員には、そちらの病院に搬送してもらうようお願いしました。提携病院だと、キャッシュレスで、病院の方から直接保険会社に治療費を請求する仕組みになっているのです。

 治療費がいくらかかるかわからず、持ち合わせの現金で足りるか心配していましたが、おかげで無料で治療することができました。

 ただし、このキャッシュレス方式の場合は、病院が保険請求を代行するわけですから、保険証券、および(本人確認のため)パスポートは必ず必要になります。

 なお、提携病院以外で治療した場合は、証券に添付されている保険会社所定の診断書用紙に診断事項を記載してもらい、治療費の方は後日、日本で請求するという手順になります。

 もちろん、現地で発行された診断書でも可能だと思いますが、できれば保険会社所定の診断書用紙も、保険証券とともに、持参して行った方がよさそうです。

(記者:斉喜 広一)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000000-omn-kr