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2008年11月14日(金) 23時50分

フレディマックも巨額損失 公的資金1・3兆円注入へ東京新聞

 【ワシントン14日共同】米政府系住宅金融大手の連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が14日発表した2008年7−9月期決算は、純損失が252億9500万ドル(約2兆4000億円)に達し、前年同期の12億3800万ドルから急拡大した。

 9月に政府管理下に入った際に設けられた資本注入枠1000億ドルを活用、米政府がフレディマックの優先株約138億ドル(約1兆3000億円)を取得、資本増強する。

 業績の改善が見込めないことから繰り延べ税金資産約143億ドルを取り崩したことが響いた。住宅価格下落で保有する不動産を担保とした証券類の価値が大幅に減少、評価損などがかさんだ。

 連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)が10日発表した7−9月期決算も289億9400万ドルの巨額赤字だった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111401001072.html