ドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスの松本南海雄社長は１４日、都内で２００８年９月中間連結決算を発表した後、記者団に対して「全国展開している大手コンビニエンスストアと協力したい。いくつか（のコンビニ）と話をしている」と述べ、商品の仕入れや店舗開発といった業務提携を、大手コンビニに打診していることを明らかにした。年内の合意を目指している。
マツモトキヨシは、薬以外の化粧品や日用品も販売するコンビニ型店舗の拡大を目指しており、大手コンビニと提携して、食品分野などを強化する。コンビニ側は、来年４月から規制緩和で薬剤師がいなくても大衆薬を販売できるようになるため、マツモトキヨシと提携することで、薬の仕入れルートを確保したり、販売員を養成できるようにする。