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2008年11月14日(金) 09時56分

GMが政府支援、サイトで訴え 経営危機、クライスラーも東京新聞

 【ニューヨーク13日共同】経営危機に陥っている米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーは13日までに、自社のウェブサイトで相次いで政府による資金支援拡大への理解を求めた。米メディアは「技術開発などの努力を怠った結果」などとして支援拡大に批判的な意見も取り上げている。

 GMは、米自動車業界が崩壊すると、最初の1年間に関連産業を含め300万人が失業すると指摘。GMや業界への支援を求め、国会議員らに働き掛けるよう促している。

 クライスラーも、業界の危機を訴える動画を同社運営のブログサイトに載せた。

 これに対し13日の米紙ニューヨーク・タイムズは、政府救済の是非を問う記事を掲載。肯定的な意見だけでなく「市場に任せ、破たん後は仕事を失った労働者を支援するべきだ」とする学者らの批判も取り上げた。

 GMが来年前半に資金不足に陥る恐れを示すなど窮地のビッグスリー(大手3社)は政府への支援要請を強めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111401000133.html