記事登録
2008年11月13日(木) 18時10分

小磯良平の「日本髪の娘」 韓国で発見スポーツ報知

 韓国国立中央博物館(ソウル)が所蔵する李王家の日本美術コレクションの中から、日本を代表する洋画家、小磯良平の作品で、日本では行方が分からなくなっていた「日本髪の娘」(1935年)が見つかった。同博物館が13日発表した。

 18日から同博物館で公開される李王家コレクションの一部。韓国が植民地支配から解放されて以降初めて、李王家の洋画約40点すべてが公開される。同作品の展示も解放以降初となる。

 「日本髪の娘」は、いすに座った和服姿の美しい女性を描いた作品。保存状態も良好という。

 神戸市立小磯記念美術館の広田生馬学芸員は「小磯の脂が乗りきった時期の作品で、非常にアカデミックな技法が取られている。価値が高い作品だ。1935年に東京で開かれた展覧会に出品され、存在は知られていたが、日本では行方不明になっていた」と話している。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081113-OHT1T00260.htm