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2008年11月13日(木) 08時07分

【朝鮮総連事件】満井被告、検察の取り調べ状況も言及?産経新聞

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から中央本部の土地建物と資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)(74)と元不動産会社社長、満井忠男(74)両被告の第23回公判が13日午前10時から、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれ、満井被告の3回目の被告人質問が行われる。満井被告の弁護人は事実関係を確認するほか、検察側の取り調べ状況についても質問する見通し。

 検察側は昨年4月上旬に緒方被告と総連から金をだまし取ることを決めたとしている。

 これに対し、満井被告は前回の公判で、中央本部の売買契約が成立した同年5月31日夜の会合の直前、緒方被告と元信託銀行員、河江浩司被告(44)=有罪判決、控訴=と会食し、河江被告から「(出資話は)『順調に進んでいる』と聞いた」と主張。契約成立時点でも河江被告にだまされていたと訴えた。

 さらに、同年6月中旬の事件発覚以降、河江被告に検察側の捜査状況を電話で問い合わせたことを認めつつ、口裏合わせについては「100%ない」と否定した。

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