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2008年11月12日(水) 18時34分

2008年9月の携帯・PHS出荷数は231万台、上期は前年比8割にImpress Watch


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2008年9月の移動電話(携帯電話・PHS)国内出荷実績を発表した。

 9月の携帯・PHS出荷数は231万7000台となった。前年比は93.1%で、前年比5割となった2008年8月分の出荷数からはわずかに回復しているが、200万台という水準は2008年度に入って2度目のこと。なお、1年前の2007年9月の出荷数は、約3年ぶりに200万台まで落ち込んだ時期だった。

 内訳を見ると、携帯電話の出荷数は223万4000台(前年同期比95%)で、そのうちワンセグ対応製品は142万4000台となった。ワンセグ対応製品は前年同期比190.8%と、2倍近く伸びている。またPHS端末の出荷数は8万2000台で、前年同期比60.6%となった。

 あわせて2008年度上半期(4月〜9月)の統計データも明らかにされている。上半期における携帯・PHSの出荷数は2028万8000台。前年同期比は80.3%となっており、これまで発表されてきた調査会社からのデータや、キャリアやメーカー幹部から示されていた数値とほぼ一致している。

 上半期の動向についてJEITAでは、「ワンセグ対応製品が牽引した前年好調の反動もあるが、新販売方式により、旧機種の安売りモデルがなくなり、一部に様子見のユーザーも見受けられる」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000039-imp-sci