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2008年11月12日(水) 00時00分

中学で対教諭暴力頻発 福山中国新聞

 福山市内で今年、中学生による教諭への暴行・傷害事件が後を絶たない。1月以降、福山東、福山西の両署は男女10人を逮捕した。生活態度の注意に逆上する、といったケースが目立つ。学校、保護者、地域の連携した対策が急務となっている。

 10月8日、市内の中学校で、男性教諭(45)をけるなどしたとして、中学2年女子(14)が暴行の疑いで東署に逮捕された。東署によると、女子は授業に出ずにいたところを教諭に見つかった。その際、かばんの中のたばこを教諭が取り上げたのに腹を立て、暴力を振るった。教諭は7日間のけがを負った。

 「注意されて腹が立った」「先生の態度が気に入らない」。対教諭の暴力で逮捕された10人が供述するのは、そうした動機という。東署生活安全課は「思い通りにならないと、すぐに手を出すケースが増えた」と言う。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811120011.html