記事登録
2008年11月12日(水) 00時00分

安芸灘4島の空き家登録低迷中国新聞

 呉市が空き家などの情報を紹介する「空き家バンク」で、安芸灘4島(4町)の登録件数が伸び悩んでいる。開設から3年で市全域では約800件になったが4島では計14件。他の島しょ部に比べても少なく、市は豊島大橋の18日の開通を機に物件の掘り起こしを検討する。

 空き家バンクは定住対策を目的に2005年に始まった。所有者や不動産業者らから情報提供を受け、ホームページなどで希望者に紹介する。現在までの島しょ部の登録は計104件。このうち下蒲刈、蒲刈、豊浜、豊各町は、売り家・売り地11件、貸家3件の計14件で、契約成立は下蒲刈町の1件にとどまる。

 橋の開通後、移住経験者と島民の意見交換の場を設ける市定住サポートセンターは「架橋で利便性は増す。地域事情に詳しい地元の市職員にも協力を呼び掛け、件数を増やしたい」としている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811120007.html