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2008年11月12日(水) 00時00分

テロ想定 山口で実動訓練中国新聞

 化学テロを想定した山口県国民保護実動訓練が11日、山口市の県維新公園であり、県や市、自衛隊などから約120人が参加した。2004年施行の国民保護法に基づく訓練で、県内では初めて。

 コンサートが予定される公園内の県スポーツ文化センター前でテログループがサリンを散布し、多数の死傷者が出た—との想定。被害者役の25人が倒れる中、県警機動隊と市消防本部の隊員らが防護服姿で現場に到着。検知器で危険度を調べながら、担架を使うなどして救助した。医師、看護師は特設の救護所で診察し、救急車で搬送した。

 県庁でも対策本部を設置。テロリストが廃ビルに立てこもったとの想定で市と連絡を取り合い、住民避難のための手順を確認した。

【写真説明】化学テロの実動訓練で防護服を着て被害者役を搬送する県警機動隊の隊員

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811120042.html