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2008年11月12日(水) 02時13分

<ネット競売>2審もヤフー勝訴…原告の控訴棄却 名高裁毎日新聞

 インターネット競売サイト「ヤフーオークション」で代金を送金したのに商品が届かなかったとして、落札者146人がサイトを運営する「ヤフー」(東京都港区)を相手取り、計約3800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が11日、名古屋高裁であった。岡久幸治裁判長は「オークションシステムに欠陥があったとは認められない」などと述べ、原告側敗訴の1審・名古屋地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。

 原告側はオークションシステムを運営するヤフーが、出品者と落札者の仲立ち役として売買契約の締結に尽力したとして、ヤフーの賠償責任を主張。これに対し、判決は「落札決定後、出品者と落札者の交渉によって出品取り消しや落札辞退も可能。ヤフーはこの交渉に一切関与していない」と原告側の主張を退けた。【式守克史】

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