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2008年11月11日(火) 00時03分

生物原料から高強度プラスチック、関与の「酵素」発見読売新聞

 生物を構成するたんぱく質の原料となるアミノ酸を使って、高強度で柔軟なプラスチックを作り出せる酵素を福井県立大学とチッソ(本社・東京)の研究チームが放線菌から発見した。

 10日付の科学誌ネイチャー・ケミカルバイオロジーに発表した。

 これまで、放線菌がアミノ酸の一種「リジン」がつながった「ポリリジン」を作り出すことは知られていた。研究チームは、生体の反応を促進する「酵素」がこれに関係していると考え、菌が作り出す数万に及ぶ酵素の中から、リジンを接着剤のように一気につなぐものを見つけた。酵素の一部を変えれば、リジン以外のアミノ酸にも応用可能という。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000066-yom-soci