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2008年11月11日(火) 00時00分

職員4267人減 中国5県中国新聞

 中国地方5県の本年度の職員数(4月1日時点)は計10万2955人で、3年前と比べて4267人減ったことが分かった。鳥取を除く4県では、都道府県平均の純減率(3.0%)を上回る人員削減を実施。各県が財政難を背景に数値目標を掲げてスリム化に取り組む中、岡山は削減幅を拡大する方向で目標の再設定を進めている。

 総務省の定員管理調査(速報値)や各県によると、教員や警察官などを含めた5県の職員数は05年度の同期比で4.0%減少。県別の純減率は島根の4.8%(725人)が最も高く、広島4.6%(1556人)▽岡山3.9%(970人)▽山口3.2%(710人)▽鳥取2.6%(306人)—だった。部門別の純減率は一般行政が8.1%と最も高い。県別では広島の11.1%をトップに、島根7.7%▽山口7.0%▽岡山6.9%▽鳥取6.6%—の順。いずれも、団塊世代が退職期を迎える中で、新規の採用を抑え、組織の見直しや業務の民間委託、非常勤職員の活用などの手法で削減を進めた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811110025.html