2008年11月11日(火) 08時06分

エアガンに殺傷力　銃製造会社を捜索　東京（産経新聞）

　北区の遊戯銃製造会社「タナカ」が製造発売した新型のエアガンに拳銃と同様の殺傷能力があるとして、警視庁組織犯罪対策５課が銃刀法違反の疑いで同社を家宅捜索し、エアガン約８００丁を押収していたことが分かった。

　押収されたのは、今年７月に同社が発売した回転式拳銃型エアガン「カシオペアタイプ」。本体にガスを注入する従来のエアガンとは異なり、薬莢（やっきょう）にガスを入れ、その圧力で弾を押し出す仕組み。

　タンクの強度を上げて火薬を詰めれば、金属弾を発射できる可能性がある。

　同モデルは１０００丁以上が出回っているとみられる。同課は押収したエアガンを鑑定し、関係者から事情を聴いている。

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