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2008年11月11日(火) 01時48分

<桃花台ニュータウン>8世帯が損害賠償提訴 名古屋地裁毎日新聞

 愛知県が造成し都市再生機構が建設・販売した「桃花台ニュータウン」(同県小牧市)で地盤沈下があり、地中から廃棄物が見つかった問題で、住宅購入者の8世帯12人が10日、県と機構を相手取り、廃棄物の除去や総額1億2000万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。

 訴状によると、住民は88〜89年、機構との間で住宅譲渡契約を締結。01年ごろから建物の傾きが見つかり、機構による地盤調査などの結果、宅地の地下に油分を含む廃棄物層があることが判明した。住民側は「県や機構が廃棄物除去や地質調査を怠り、地盤沈下が生じる宅地を造成・建設した」と主張している。県、機構側は「訴状を受け取ってないのでコメントできない」としている。

 この問題では、別の住民5人が07年11月、県と機構を相手に総額約9300万円の損害賠償を求めて提訴しているほか、機構が06年8月、「廃棄物層の存在を知らされなかった」として県に約8億1000万円の賠償を求め係争中。【式守克史】

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