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2008年11月11日(火) 01時46分

<イラク復興支援>派遣部隊100人がクウェートへ出発毎日新聞

 イラク復興支援活動に派遣中の航空自衛隊を年内に撤収する方針を政府が示す中、第16次派遣部隊約100人が10日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)からチャーター機で活動拠点のクウェートへ出発した。今回が最後の派遣になることを念頭に、支援活動の傍ら撤収作業にも備える。

 派遣部隊は午後6時半、家族や基地隊員約800人の見送りを受けて出発した。

 今回は16次の3回目。これまでは各次2回ずつ派遣しており、本来なら17次となる予定だったが、年内撤収を念頭に16次に含め、現地で支援活動の中心となる幹部も任命しなかった。

 航空自衛隊はイラク復興支援特措法が成立した03年から派遣を開始。イラク駐留の根拠になっている国連決議が年内で期限切れとなることなどから、政府は9月、年内撤収方針を明らかにした。【花井武人】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000004-mai-soci