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2008年11月11日(火) 15時00分

3分間で大型ポスターを作成できる無料アプリ『Block Posters』WIRED VISION

シンプルな無料オンライン・アプリケーション『Block Posters』を使えば、自分のお気に入りの画像を印刷可能なPDFファイルに変換し、壁紙サイズの巨大ポスターを作ることができる。

必要なものは、数分の時間と数セントの用紙、そしてハンディプリンターのみ。しかも、仕事の片手間に作成できるうえ、このポスター作成アプリケーションは完全に無料なのだ。

作り方を説明しよう。自分のコンピューターからBlock Postersのサーバーに画像をアップロードし、ポスターを用紙何枚分の幅にしたいか選んで、印刷設定(ポートレイト、ランドスケープ、A4、USレターサイズ)を選択する。こうして設定したPDFファイルを保存したら、画像の端まできちんと印刷されるよう確認してプリントアウトする。プリントアウトしたものをすべて組み合わせれば、大きなポスター(私のは縦横約90センチ)が出来上がる。

『Photoshop』を使っても同じことができるが、違いは作業の速さだ。私の場合、テレビドラマ『LOST』に出てくる架空の調査プロジェクト『ダーマ・イニシアティブ』のロゴ(上の画像)をフルサイズでプリントアウトするのに3分もかからなかった。

Block Postersを開発したSteffan Luczyn氏は、ポスターを作成する際の画像を分割する作業が面倒なために、それを自動化するアイディアを思い付いたと説明している。

「ガールフレンドのために、彼女が持っていたDave Grohl(ロックバンド『Foo Fighters』のボーカル兼ギター)の(本当に)小さな写真からポスターを作ろうと考えた。私は画像を[グラフィック・ソフトウェア]『Microsoft Paint』(!)を使って手作業で分割し、画素数を数えて個々のセグメントをそれぞれ別のファイルに保存した。これには時間がかかった! 次に個々のファイルを「fit to page」[用紙サイズに合わせて印刷]オプションでプリントアウトした。出来上がったポスターは本当に素晴らしいものだった。画素が目立つ、かくかくした出来映えを私たちは気に入った。印刷では、1画素がおよそ1センチ角の大きさになっていた」

このことは、このアプリケーションに関していくつかの注意点を示している。オリジナルの画像ファイルが小さいほど、拡大したときに画素が目立つ可能性が高いということだ。こうしたポスターは、建物の外壁にでも掲示すれば、近くからでは何の画像かさっぱり分からないが、遠くから眺めるとはっきり見えるというクールな視覚的効果をもたらすだろう。

また、私が使った用紙(オフィス用品小売大手『Staples』で購入した一般的なインクジェット・プリンター用の白紙)では、画像はクリアで色鮮やかに印刷されたものの、あまりに薄っぺら過ぎることが分かった。厚手の紙または写真用紙を使うことをお奨めする。

昨年、ワイアードの子育て関連ブログ『GeekDad』のDave Ebanks氏が地元のプリントショップを訪れ、息子のお気に入りのレースカーの画像を同じように拡大したところ、結構な料金をとられたという。価格は1平方フィート(929平方センチメートル)あたり5ドルだった(画像そのものの費用は含まれていない)し、画像はフルサイズで解像度150dpiである必要があったが、Block Postersなら無料だし、ほぼどんなサイズの画像にも対応できる。

したがってBlock Postersは、多くの親たちが試してみるべき代替手段だ。もしBlock Postersで出来上がったものが気に入らなくても、子供が喜ぶものを買う資金はたっぷり残っているだろう。

以下に、Block Postersを使ってユーザーが作成したポスターをいくつかご紹介する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000001-wvn-sci