記事登録
2008年11月11日(火) 16時52分

今年の流行語大賞は何になる? ノミネート60語が発表にBusiness Media 誠

 1年の間に発生したさまざまな言葉の中から、世相を反映した表現やニュアンスで強いインパクトを残したものに贈られる「2008年ユーキャン新語・流行語大賞」。11月10日、ノミネートされた60語が発表された。

【表:2008年ユーキャン新語・流行語大賞 候補語一覧】

 『現代用語の基礎知識』読者審査員のアンケートから、上位語がノミネート語として選出され、そこから大賞やトップ10が選ばれるのだが、『現代用語の基礎知識』が10月に行なった読者アンケートで「2008年最も印象強い言葉」に選ばれたのが「サブプライム」。Business Media 誠でも2007年4月に取り上げたときはまだ知る人ぞ知る言葉だったが、今では連日新聞やテレビのニュースで見かけるキーワードになっている。

 政治系の言葉では、福田康夫前首相の「あなたとは違うんです」がノミネート。『現代用語の基礎知識』が10月に行なった読者アンケートで「2008年最も印象強い言葉」第2位の得票を得るなど、相当インパクトが強かったよう。これに比べると、現首相麻生太郎氏のニックネーム「ローゼン麻生」は少々弱い印象だ。また「ねじれ国会」「ガソリン国会」「居酒屋タクシー」なども入っている。「チェンジ(CHANGE)」は、バラク・オバマともキムタク主演の政治ドラマとも取れるキーワードだが、日米ではずいぶんと違う。

 2006年の流行語大賞トップ10“格差社会”に通じる言葉も多い。「蟹工/蟹工船」「名ばかり管理職」といった雇用・労働問題関連や、「ロスジェネ(宣言)」「ゆとり世代/脱ゆとり教育」などの“世代格差”を連想させるキーワード、「ねんきん特別便」「後期高齢者」など、年金問題関連の言葉がノミネートされている。

 北京オリンピックが開かれた年ということもあり、スポーツ関係の言葉も多い。2004年に「チョー気持ちいい」で年間大賞を受賞した水泳の北島康介選手は「何も言えねー」で今年もノミネート。女子ソフトボールからは「上野の413球」「よし、よし、よーし!」「神様 仏様 上野様」の3語が入った。

 流行語大賞、トップ10語は12月上旬に発表される予定だ。

【関連記事】
→ 「流行語」 最新記事一覧
→ 「アワード」 最新記事一覧
→ 「現代用語の基礎知識」 最新記事一覧
2007年のことば1位は「そんなの関係ねぇ」——infoQ調査
「イミダス」「知恵蔵」休刊 ネットに移行

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000055-zdn_mkt-bus_all