現代用語の基礎知識が選ぶ「2008ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が10日、自由国民社から発表された。
2004年の新語・流行語大賞「チョー気持ちいい」に続き今年も「何も言えねー」がノミネートされた競泳の北島康介選手。五輪連覇の効果は、北島選手を“想起させる”商品の売り上げにも表れていることが分かった。
和歌山県で梅干しの加工販売などを行う「小竹農園」では、06年から「ちょーきもちいい」を商標登録。梅ジュース「ちょうきもちいい」を販売してきたが、北京五輪後の反響は大きく、売り上げは昨年の3割増しという。
同社では「特に北島選手を意識したわけではなく…たまたまです」と便乗を強く否定しているものの、北京五輪後はジュースと同名の梅干しも発売開始。分量が1割増しサービスの「金メダル記念セール」で、好評を博しているという。
滋賀県のその名も「北島酒造」では、アテネ五輪の“前”から純米吟醸酒「北島」を販売。「顔の見える範囲の方にだけ売っている」という、年間1000本限定のこだわりのお酒だという。同社では「売れ行きに大きな変動はないが、例年に比べて少し伸びたかなぁという感じ」とクールに話していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081111-OHT1T00086.htm