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2008年11月10日(月) 21時09分

<強盗殺人>無期懲役破棄の2審判決差し戻し 最高裁毎日新聞

 大阪府豊中市で03年、勤務先の焼き肉店経営者、岡森信也さん(当時28歳)を射殺したとして強盗殺人罪などに問われた浅田和弘被告(33)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は10日、1審の無期懲役判決を覆した2審・大阪高裁判決を破棄し、審理を高裁に差し戻した。

 1審・大阪地裁は拳銃購入の仲介をしたとされる知人ら2人=実刑確定=の証言の信用性を認め有罪としたが、2審は「証言に重大な変遷や食い違いがある」として、審理を地裁に差し戻す判決を言い渡した。小法廷は「2人が服役覚悟で虚偽の発言をする動機は考えがたい」と証言に高い信用性を認め、2審の証拠評価は誤りの疑いが強いと判断した。【北村和巳】

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