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2008年11月10日(月) 21時36分

「捜査怠慢」判決で初動捜査を検証 警視庁 産経新聞

 東京都足立区で平成16年、小出亜紀子さん=当時(24)=が元交際相手の男らに監禁・殺害された事件で、東京地裁が警視庁の捜査怠慢と殺害の因果関係を認めたことを受け、警視庁は10日、小出さんの両親らから相談を受けていた多摩中央署の対応について、確認作業を始めたことを明らかにした。相談の受理、対応のあり方について教訓にするという。

 事件をめぐっては、小出さんの両親が「殺害は警視庁が捜査を怠ったため」として、東京都などに損害賠償を求め提訴。東京地裁は7日、「必要な捜査をしていれば殺害を回避できた可能性が高い」として、小出さん殺害と初動段階での捜査怠慢の因果関係を認め、請求通り2000万円の支払いを命じていた。

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