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2008年11月10日(月) 14時32分

米Microsoft、Hotmail全ユーザーが新バージョンに移行完了Impress Watch


 米Microsoftは7日、「Windows Live Hotmail」の全ユーザーが、新バージョンのHotmailへの移行を週末までに完了する予定だと発表した。

 これまでHotmailには、クラシックバージョンとフルバージョンの2通りが用意されていた。クラシックバージョンは、機能は少ないが、古いブラウザでも利用でき、かつ比較的高速に動作した。一方、フルバージョンは最新のブラウザで動作し、さまざまな新しいユーザーインターフェイスが導入されている。ユーザーは自分のニーズに合わせて、どちらかを選択していた。

 Hotmail開発チームは、古いブラウザでもフルバージョンを高速に利用できるよう仕組みを改良し、この2つのバージョンを統合することに成功したという。旧バージョンから新バージョンへの移行は数カ月にわたって徐々に行われてきたが、今回の発表をもってこの作業が終了し、1つのバージョンとしてHotmailサービスが提供されることになった。

 これについて発表を行った公式ブログには多数のコメントが寄せられた。新バージョンを称賛する声もある中で、「昔のバージョンの方がよかった」との声も多数見られる。

 開発チームでもこのことを認め、「テストに参加した大多数の人々が新しい見栄えやテーマを好んではいるものの、何人かの人はそうではなかった。従って、ほとんどの人がHotmailは改良されたと感じているが、何人かの人はそうではないと感じており、我々はそうした人々に生じた不便に関してお詫びする」とコメントしている。また、ユーザーからのフィードバックを求め、新バージョンも改良し続けていくことも明らかにしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000015-imp-sci