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2008年11月10日(月) 16時56分

定額給付金 首相「高額所得者は辞退を」産経新聞

 麻生太郎首相は10日昼、生活支援定額給付金の支給で所得制限が検討されていることに関連し、「法律で所得制限をやると手間暇がかかる。市町村の窓口で自発的に(辞退を)やってもらうのが簡単だ」と述べ、高額所得者には自発的に辞退を促すことが望ましいとの考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相はまた、「原則的には迅速、公平に貧しいところに、その種の金がいくのが大事だ。『別に必要ない、オレはいらない』と(給付金を)取りにいかない人がいるなら、それはそれで結構だ」とも述べた。

 所得制限をめぐっては、河村建夫官房長官が同日午前の記者会見で「(所得制限を外してほしいとする)全国市長会などの意見も踏まえて総務省で調整しているが、基本的には首相は所得制限をする方向で打ち出している」と述べた。

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