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2008年11月10日(月) 00時00分

農業法人の加工事業が加速中国新聞

 三次市の集落農業法人で、農産物加工の取り組みが加速している。転作作物の販路拡大や地域内の雇用増をめざして、JA三次集落法人グループの農産加工ネットワークも誕生。消費者の評価を改良に生かすため8、9の両日、十日市東の三次農協会館周辺であったグリーンフェスタに、試作品などを出品した。

 約1.5ヘクタールでアスパラガスの栽培に取り組む君田町の農事組合法人「高幡」の課題は、全体の約1割に上る規格外品の有効利用。廃棄を減らす方策として、塩漬けや粉末化などに注目している。フェスタに向けては、町内の加工場を借り、塩漬けアスパラを入れたもちを試作した。

 三和町の「なひろだに」は昨年から加工事業を本格化。転作で栽培する大豆の価値を高めて販売しようと、豆腐やみそに加工した。女性のアイデアから、スモーク豆腐なども商品化された。

【写真説明】塩漬けしたアスパラガス入りのもちをつくる「高幡」のメンバー

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811100003.html