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2008年11月10日(月) 03時29分

黒鉛超電導体の仕組み解明=転移温度引き上げへ応用期待−東北大時事通信

 鉛筆の芯に使われる黒鉛(グラファイト)にカルシウムを加えた化合物が低温で超電導になる仕組みを解明したと、東北大大学院理学研究科の佐藤宇史助教らが10日、英科学誌ネイチャー・フィジクス電子版に発表した。
 電気抵抗がゼロになる超電導は、銅酸化物などの化合物がリニアモーターカーや磁気共鳴画像診断装置(MRI)などに利用されるが、この仕組みを応用すれば、超電導に転移する温度を引き上げられる可能性があるという。 

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