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2008年11月10日(月) 08時53分

【朝鮮総連事件】満井被告が2回目の被告人質問 検察側にどう反論?産経新聞

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から中央本部の土地建物などをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)被告(74)と元不動産会社社長、満井忠男被告(74)の第22回公判が10日午前10時から、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれ、満井被告の2回目の被告人質問が行われる。

 満井被告は前回の公判で、検察側の主張や緒方被告の陳述内容などで満井被告の主張と食い違いがあった部分に事細かに反論した。

 検察側は、満井、緒方両被告と朝鮮総連幹部らが集まった平成19年4月13日の会合で、満井被告が朝鮮総連幹部らに対し、「傘下の投資家連中にはもう話してある。(中央本部の購入費にかかる)30億円はすぐに用意できる」とうそをついて欺したとしている。

 これに対し、満井被告は「(投資家探しで)緒方被告から『骨を折ってくれ』と言われたが、『自信がない』と言った」と反論。詐欺の犯意を否定した。

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