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2008年11月10日(月) 00時00分

西武、4年ぶりの日本一 プロ野球日本シリーズ中国新聞

 プロ野球日本シリーズ、巨人(セ・リーグ)—西武(パ・リーグ)は九日、東京ドームで第7戦を行い、西武が巨人を3—2で下し、対戦成績を4勝3敗とし、二〇〇四年以来4年ぶり13度目(前身の西鉄時代を含む)の日本一となった。

 最高殊勲選手には2勝を挙げた岸孝之きし・たかゆき投手が選ばれた。渡辺久信わたなべ・ひさのぶ監督は就任1年目での日本シリーズ制覇で、新人監督の日本一は〇四年の伊東勤いとう・つとむ監督(西武)以来8人目。パ・リーグ球団の優勝は〇六年の日本ハム以来、2年ぶり。

 西武は1点を追う八回、一死三塁から内野ゴロで追い付き、さらに平尾博嗣ひらお・ひろし内野手の中前打で勝ち越した。

 西武は昨年、裏金問題の発覚などで5位に低迷し、連続Aクラス(3位以上)が25年で途切れた。今年からは球団呼称を「埼玉西武ライオンズ」に変更し、渡辺監督を迎えて再出発を図った。

 若手を中心とした打線が爆発し、チーム本塁打数は両リーグトップを記録するなど、四月上旬から首位を一度も譲らずにリーグ優勝。クライマックスシリーズ第2ステージでは、日本ハムを下し、日本シリーズに勝ち進んだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811100035.html