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2008年11月10日(月) 23時43分

“絶滅の赤信号”休耕田でひっそり、埼玉でタコノアシ群生読売新聞

 タコの吸盤のような真っ赤な花を咲かせる環境省の準絶滅危惧(きぐ)種「タコノアシ」が、埼玉県滑川町を流れる市野川沿いの休耕田に群生しているのが見つかった。

 ユキノシタ科の多年草で、草丈は50〜80センチ。花は放射状に広がり、まるでゆでダコのよう。地元の人によると、自生地は近く田んぼとなるため、今後は見られなくなる可能性もある。

 国営武蔵丘陵森林公園・都市緑化植物園の飯塚克身園長(59)は「こんな所で見られるとは驚いた。移植できればいいが」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000064-yom-soci