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2008年11月10日(月) 22時54分

<夜行快速列車>ネットで指定券を不正転売…会社員を逮捕毎日新聞

 JRの夜行快速列車「ムーンライトながら」(東京−岐阜・大垣間、9両編成)の指定券をネットオークションで不正転売したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は10日、東京都新宿区歌舞伎町、会社員、関根健真(けんしん)容疑者(37)を都迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)容疑で逮捕したと発表した。04年以降約250万円を売り上げていたとみている。

 調べでは、関根容疑者は今年8月2日と7日、新宿区のJR新宿駅で、「ながら」の座席指定券3枚(計1330円)を転売目的で購入した疑い。入手した指定券はネットオークションで計4750円で転売していた。

 関根容疑者は、東京都内や岐阜などのJR窓口で、指定券を購入していたが、一度に30〜40枚を購入したこともあった。身障者用の車椅子が隣における1人席(通常2人席)は、足周りが広く高値で売れることから、1列車に3席だけあるこの席に特に狙いをつけて買い占めていたという。

 調べに対し「生活費が欲しくてやった。以前この列車を利用した際に人気があることを知り、(指定券の転売を)思いついた」と供述しているという。

 「ながら」は、東京−大垣間を1日1往復する全席指定の快速列車。特急用車両が使われることなどから人気になっている。【武内亮】

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