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2008年11月10日(月) 22時52分

手術前の女性、入浴中に死亡=55度の湯、全身にやけど−千葉市立病院時事通信

 千葉市の市立青葉病院(中央区青葉町)は10日、入院していた70代の女性患者が、1人で入浴中に浴槽内でほぼ全身にやけどを負った状態で見つかり、翌日死亡したと発表した。届け出を受けた県警千葉中央署は、司法解剖するなどして死亡の原因などを調べている。
 病院によると、女性は県内在住で、先月31日から入院。7日に両ひざの関節症の手術を受ける予定だった。
 6日午後2時ごろから入浴。約30分後に看護師が様子を見に行くと、浴槽内の深さ約20センチの湯に右半身が漬かった状態で倒れており、蛇口から55度程度の熱い湯が出続けていたという。女性は翌7日午前4時45分ごろ、死亡した。
 風呂の蛇口は1つで、栓をひねってお湯と水の量を調整する仕組み。事前に看護師が使い方を説明し、入浴させたという。女性は入院前も自宅で一人で入浴していたとされる。
 病院側も、安全管理上の問題がなかったかどうか、内部の委員会で調査している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000183-jij-soci