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2008年11月10日(月) 00時00分

「たんす株」預託ラッシュ中国新聞

 株券をペーパーレス化する株券電子化が2009年1月に始まるのを前に、自宅などで保管する「たんす株」を証券会社に持ち込む人が中国地方で相次いでいる。証券保管振替機構(ほふり)に預け入れるためで、売却時に必要な口座の開設も急増。今月末を受け付けの締め切りとする社が多く、PRも追い込みに入っている。

 株券電子化は上場企業の株券を電子化し、取引の円滑化を図るのが狙い。相続などで株券を入手した場合、所有者の名義でないまま電子化の登録がされてしまうため、証券会社や信託銀行で名義を書き換えておく必要がある。本人名義のたんす株も、証券会社に口座をつくらないと将来、売却ができない。

 ほふりが預託を受け付けるのは12月19日まで。ひろぎんウツミ屋証券、八幡証券、ワイエム証券とも今月末を、たんす株受け付けの締め切りのめどとしている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811100006.html