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2008年11月10日(月) 00時00分

徳山中央病院に緩和ケア病棟中国新聞

 山口県東部で初めての緩和ケア病棟が12月1日、周南市孝田町、総合病院社会保険徳山中央病院に開所する。悪性腫瘍(しゅよう)患者の苦痛や苦悩を和らげ、生活の質の向上を目指す。今月中旬から受け付けを始める。

 基準の1.5倍と広々とした個室に、床ずれが起きにくい体圧分散マットを敷いた電動ベッドを置く。有線の音楽装置やインターネット対応の部屋もある。

 共用部分には、入院患者が自分で調理しながら触れ合える談話室や寝たまま入浴できる特別浴室などがある。2階の院内保育所、1階の健診センターと合わせ、約3億5000万円かけて整備した。

 4階の13床でスタートし、来年1月中には25床でフルオープン。スタッフは医師2人、看護師12人、薬剤師1人、医療ソーシャルワーカー1人で始める。

【写真説明】12月1日に開所する、落ち着いた内装の緩和ケア病棟

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811100007.html