記事登録
2008年11月09日(日) 12時33分

新型エアガンに殺傷能力か=銃刀法違反容疑で製造会社捜索−800丁押収・警視庁時事通信

 東京都北区の遊戯銃製造会社「タナカ」が発売した新型のエアガンが拳銃と同様の殺傷能力を持つ疑いがあるとして、警視庁組織犯罪対策5課が銃刀法違反容疑で同社を家宅捜索し、エアガン約800丁などを押収していたことが9日、分かった。
 同課は押収したエアガンを鑑定し、同社社長らから事情聴取するなど立件に向け捜査している。
 調べによると、通常のエアガンは本体にガスを注入するが、同社が今年7月に発売した新型の回転式拳銃型エアガン「カシオペアタイプ」は薬きょうの中にガスを注入し、その圧力でプラスチック弾を発射する仕組み。本体を改造しなくても、薬きょうの強度を上げて火薬を詰めれば、金属弾を発射できる可能性があり、拳銃同様の殺傷能力を持つ疑いがある。 

【関連ニュース】
〔写真特集〕多発する銃犯罪
部下に拳銃向け「撃つぞ」=交番所長の55歳警部補-銃刀法違反容疑で捜査・佐賀
死刑回避求め結審、12月判決=立てこもり発砲事件-名古屋地裁
元日本赤軍西川被告、二審も無期=ハーグ、ダッカ両事件-東京高裁
チケット店強盗で書類送検=埼玉で発砲、自殺の男-千葉県警

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081109-00000021-jij-soci